スプラトゥーンシリーズで高い人気を誇る武器のひとつが「スプラトゥーン Nザップ」です。シューター系の中でも扱いやすさと汎用性の高さが魅力で、初心者から上級者まで幅広い層に支持されています。特にN-ZAP85とN-ZAP89は、それぞれ異なる特性と戦術を持ち、プレイスタイルやルールによって使い分けることで大きな戦果を上げることができます。この記事では、スプラトゥーン Nザップの基本性能や各モデルの違い、立ち回り方、相性の良いギア構成までを詳しく解説していきます。Nザップを使ってさらに上達したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
- N-ZAP85とN-ZAP89の性能や違い
- 各モデルに適した立ち回りと戦術
- サブ・スペシャルを活かすギア構成
- 効果的なサブウェポンの使い方
スプラトゥーン Nザップの基本性能と魅力
- N-ZAP85とN-ZAP89の違いとは
- 確定キルや射程などの基本性能
- N-ZAP85のスペシャル性能と立ち回り
- N-ZAP89のスペシャルの強みとは
- サブウェポンでできる戦術展開
N-ZAP85とN-ZAP89の違いとは
N-ZAP85とN-ZAP89は、同じ「N-ZAP」シリーズに属するシューター武器ですが、性能や戦術面で明確な違いがあります。どちらも初心者から上級者まで幅広く使われており、選び方によって立ち回りやチームへの貢献度が変わってきます。
まず大きな違いは、サブウェポンとスペシャルウェポンの構成にあります。N-ZAP85はキューバンボムとエナジースタンドを搭載しており、塗りや牽制を得意としつつ、スペシャルで味方のサポートもこなせるのが特徴です。一方で、N-ZAP89はロボットボムとデコイチラシを持ち、索敵能力や広範囲の塗り性能が高く、より情報戦やエリアコントロールに向いています。
このように、N-ZAP85は前線維持と味方支援に強く、スペシャルを活かしてテンポ良く攻めるスタイルに向いています。特にエナジースタンドによる強化効果で、攻撃的な立ち回りが可能になる点が魅力です。一方、N-ZAP89は索敵と制圧力を活かしたサポート型の運用に適しており、ロボムの2連投や広範囲にデコイをばらまくことで、相手の動きを制限しやすくなっています。
ただし注意点もあります。N-ZAP85のエナジースタンドは、置く位置を間違えると味方が効果を受けにくくなり、十分に力を発揮できません。また、N-ZAP89のデコイチラシは爆発までに時間がかかるため、設置タイミングや場所を誤ると壊されやすく、思うような成果を得られない場合もあります。
このように、N-ZAP85とN-ZAP89は「使い方」や「活躍する場面」が明確に分かれており、自分のプレイスタイルやバトルモードに応じて適切に選ぶことが重要です。
確定キルや射程などの基本性能
N-ZAPシリーズは共通して「扱いやすく万能」な武器として人気がありますが、具体的な基本性能も理解しておくと、より効果的な運用が可能になります。ここでは確定キル数、射程、連射力といった、戦闘に直結する基礎的な性能について説明します。
N-ZAP85とN-ZAP89はいずれも確定4発キルの性能を持っており、メインウェポンのダメージは1発あたり30です。つまり、敵に4発当てれば必ず倒すことができる計算になります。キルタイムは比較的早めで、正確にエイムを合わせられれば、短時間で敵を倒すことが可能です。
射程に関しては、数値としての詳細は公表されていないものの、シューター系の中では中距離寄りの短射程に分類されます。チャージャーやブラスターなどの長射程武器には及びませんが、機動力と射撃の安定性で差を埋められるのがポイントです。
また、N-ZAPシリーズの特徴として連射性能の高さと移動速度の速さが挙げられます。特に射撃中の移動速度はシューターの中でもトップクラスで、ヒット・アンド・アウェイや塗りを活かした回避行動が非常に得意です。このため、狙われても機動力でうまく立ち回りやすく、多くのシーンで活躍できます。
ただし、メインウェポンの1発ごとのダメージが低めなことから、瞬間的な火力勝負には不向きな一面もあります。正確なエイムが求められるうえに、敵の攻撃を受けながら撃ち合う場面では撃ち負ける可能性もあるため、タイミングとポジショニングには注意が必要です。
このように、N-ZAPの基本性能はバランス型で、塗り・キル・サポートのすべてに対応できる反面、火力面に頼りすぎると弱点が見えやすくなります。適切な立ち位置と周囲の状況判断が、性能を最大限に引き出すカギになります。

N-ZAP85のスペシャル性能と立ち回り
N-ZAP85の最大の特徴は、スペシャルウェポン「エナジースタンド」にあります。これは設置型のバフ装置で、触れた味方に移動速度の強化やジャンプ撃ちの安定化、そして復帰速度の上昇といった恩恵を与えます。サポート能力が非常に高く、チーム全体のパフォーマンスを引き上げることができます。
このスペシャルを最大限に活かすためには、「置くタイミング」と「設置場所」の判断が重要です。例えば、前線で味方が交戦しているタイミングや、リスキルに入る前などにエナジースタンドを設置すると、味方全員が強気な攻めを展開しやすくなります。ただし、前線のど真ん中に置いてしまうと敵の集中攻撃を受けてしまい、早期に破壊されるリスクが高まります。このため、味方が集まりやすく、かつ敵からすぐに狙われにくい場所に設置することが求められます。
さらに、N-ZAP85は連射力が高く、射撃中の移動速度にも優れているため、スペシャルだけでなく通常の塗り性能も高水準です。エナジースタンドを活かして前線を維持しつつ、自身も積極的に塗り広げてスペシャルゲージをためやすいという強みを持っています。これにより、1試合中に複数回スペシャルを発動できるケースも多くなります。
ただし、エナジースタンドの効果は「触れなければ得られない」という点に注意が必要です。設置しただけでは意味がなく、味方がきちんと効果範囲に入ることが前提になります。したがって、発動時には「カモン」ボタンで味方に知らせるなど、連携の意識を持つことが大切です。
このように、N-ZAP85は単独での火力には限界があるものの、スペシャルを軸としたサポートや前線維持において非常に優秀な性能を発揮します。バランスの取れた立ち回りと味方との連携を意識することで、その強みをより活かすことができるでしょう。

N-ZAP89のスペシャルの強みとは
N-ZAP89に搭載されているスペシャルウェポン「デコイチラシ」は、敵の注意を引きつけつつ広範囲を塗るという、戦術的に非常に優れた性能を持っています。主にナワバリバトルやガチエリアなど、塗りが重要視されるルールで強さを発揮するスペシャルです。
デコイチラシは、11個の風船型ボムを扇状にばらまき、着地から約3秒後に爆発します。この爆発によって周囲の床を塗りつつ、近くにいる敵に最大60ダメージを与えることが可能です。単独で敵を倒すのは難しいものの、爆発に巻き込まれた敵はダメージを負うため、その後の追撃でキルを取りやすくなります。N-ZAP89のメインウェポンは確定4発(1発30ダメージ)で敵を倒せるため、デコイチラシでのダメージと組み合わせれば、実質的に2発で敵を仕留めることも可能です。
このスペシャルのもう一つの強みは、「牽制力と撹乱効果」です。デコイの風船は実際の攻撃ではないものの、視覚的に敵を混乱させる効果があります。さらに、風船を避けるために敵が動き回ることで、ポジションが崩れたり、味方の攻撃に晒されやすくなったりします。このように、デコイチラシは直接のダメージだけでなく、敵の思考と行動に影響を与えるという側面も持っているのです。
ただし、弱点も存在します。前述の通り、風船が着地してから爆発するまでには約3秒のラグがあり、その間に敵に壊されてしまう可能性があります。そのため、敵が固まっている位置に直接撃ち込むのではなく、少し距離をとって発射し、爆発までの時間を稼げるように使うのがコツです。敵の裏取りルートや、バトルの流れを断ち切りたい場面で使うと非常に効果的です。
また、スペシャル発動に必要なポイントが170と比較的低く、短いスパンで使用できる点もN-ZAP89の魅力です。サブウェポンであるロボットボムと併用すれば、敵の位置を探りつつデコイチラシで塗りを広げるという、非常に安定感のある立ち回りが可能となります。
このように、N-ZAP89のスペシャルは塗りと索敵、そして撹乱に優れており、特にチーム全体の立ち回りに幅を持たせる効果が高い武器構成と言えるでしょう。

サブウェポンでできる戦術展開
N-ZAPシリーズに搭載されているサブウェポンは、それぞれの戦術に大きな幅を与えてくれます。N-ZAP85には「キューバンボム」、N-ZAP89には「ロボットボム」が装備されており、それぞれ異なる特性を活かした立ち回りが可能です。
まず、N-ZAP85のキューバンボムは壁や床にくっつくタイプのボムで、数秒後に爆発して広範囲にダメージを与えます。このボムの特徴は、設置場所によって相手の移動ルートを制限できる点です。例えば、敵がよく通る高台や角の裏側に投げておけば、相手は無理に突っ込むか、別ルートを探すしかなくなります。直接キルを狙うというよりは、敵の動きをコントロールしたり、牽制に使ったりする場面で力を発揮します。また、スペシャルゲージをためるための塗り支援としても活用でき、敵が潜んでいそうな場所に投げて索敵的にも使える万能なサブです。
一方、N-ZAP89のロボットボムは敵に向かって自動で進むタイプのサブウェポンで、一定時間後に爆発してダメージを与えます。大きな利点は、索敵能力に優れている点です。ボムが反応して動き出すことで、敵の位置を把握しやすくなり、安全に立ち回るための判断材料になります。ロボボムはデコイチラシとの相性も良く、あらかじめ敵がいそうな場所に投げておけば、デコイが壊されるリスクを軽減することにもつながります。また、連投が可能なため、サブ効率ギアを積むことでエリア制圧や牽制能力を格段に高めることができます。
ただし、どちらのサブもインク消費が大きいため、無計画に連投してしまうと肝心な場面でインク切れになる危険性があります。そのため、サブを使うタイミングと目的を明確にすることが重要です。また、投げる位置が毎回同じだと相手に動きを読まれやすくなるため、位置やタイミングに変化をつけることも意識しておきましょう。
このように、N-ZAPのサブウェポンは単なるダメージソースにとどまらず、索敵・牽制・ルート制御など、多彩な戦術展開に貢献します。メインとサブをバランス良く使い分けることが、N-ZAPを活かす鍵となるでしょう。

スプラトゥーン Nザップのおすすめギア構成
- N-ZAP85に相性の良いギア構成
- N-ZAP89に特化したギア構成例
- スペシャル回転率を高めるギア
- サブ効率を意識したギア選び
- ステルスジャンプの活用シーン
- 装備の恩恵が少ないギアに注意
N-ZAP85に相性の良いギア構成
N-ZAP85を最大限に活かすためには、スペシャル「エナジースタンド」の性能と噛み合うギア構成を選ぶことがポイントです。この武器はサポートと前線維持の両方に強みがあるため、ギア選びでもバランスを意識する必要があります。
まず最も重視されているのが「スペシャル増加量アップ(スペ増)」です。これは塗りによってスペシャルゲージがたまりやすくなる効果があり、エナジースタンドを高頻度で発動できるようになります。N-ZAP85は塗り性能が高いため、このギアの恩恵を非常に受けやすい武器と言えるでしょう。頭や服のメインギアに設定することで、1試合中に複数回発動することが容易になります。
次に注目したいのが「スペシャル性能アップ(スペ性)」です。このギアはエナジースタンドの効果時間を延長してくれるため、味方が強化された状態を長く維持できます。強化時間中はデスしても素早く復帰できるため、「カムバック」や「ステルスジャンプ」といった、復帰に関連するギアとも非常に相性が良くなります。特にカムバックは、やられた後に各種能力が大幅に上がるため、連続して前線に戻る流れが作りやすくなります。
また、動きやすさをサポートする「イカダッシュ速度アップ」や「スーパージャンプ時間短縮」も採用価値があります。塗りながら前線を移動するN-ZAP85には、イカ速の恩恵が高く、素早いポジション取りや退避行動が取りやすくなります。さらに「スパ短(スーパージャンプ短縮)」があれば、安全地帯への帰還やリスポーン後の復帰がスムーズになります。
ただし注意したいのは、「メイン効率アップ」の効果がN-ZAP85ではあまり活かせない点です。この武器はもともとのインク効率が良いため、他のギアと比べて優先度は下がります。限られた枠の中で、役割に直結するギアを優先する方が全体としてのパフォーマンスは向上します。
このように、N-ZAP85における最適なギア構成は、スペシャルの回転率と効果時間を重視しつつ、機動力と復帰能力もカバーする内容が理想的です。前線を支えながら、味方のサポートもこなす万能型の動きを実現できるため、ギア選びの段階から役割を意識した準備が求められます。
N-ZAP89は、塗り性能と索敵能力に長けた構成が魅力のシューターです。この武器を最大限に活かすには、「サブとスペシャルの回転率を高める」こと、そして「素早く敵に近づき処理する動き」を支えるギア構成が求められます。特にサブウェポンのロボットボムとスペシャルのデコイチラシを使いこなすことで、戦場の制圧力を高める立ち回りが可能になります。
まず中心となるのは、「サブ性能アップ」と「サブ効率アップ」のギアです。N-ZAP89のロボットボムは、敵に向かって自動で移動していく索敵向きのサブですが、インク消費がやや大きめです。そこでサブ効率アップを積むことでインク消費を抑え、ロボムの2連投も可能となります。また、サブ性能アップをあわせて採用することで、ロボボムの飛距離が伸び、より遠くの敵を安全に探れるようになります。これにより、敵の位置をいち早く把握し、有利な戦いを仕掛けやすくなります。
次に、スペシャルゲージを溜めやすくするための「スペシャル増加量アップ」も非常に重要なギアです。N-ZAP89は連射力が高く、塗り効率にも優れているため、スペ増との相性が良い武器です。このギアを積むことで、デコイチラシを短いサイクルで使用でき、バトル全体を通して継続的にプレッシャーをかけることが可能になります。
また、前線での生存力や機動性を補うためには、「イカダッシュ速度アップ」も有効です。N-ZAP89は中距離シューターでありながら素早く前後に移動できるため、イカ速を積むことで敵を翻弄しやすくなります。敵を見つけた際にすばやく接近して処理したり、逆に危険を感じたときにすばやく撤退する動きにも役立ちます。
加えて、「インク回復力アップ」をサブに組み込むのもおすすめです。ロボットボムや連続した塗りによってインク切れが起こりやすいN-ZAP89では、インク回復速度の向上が安定した立ち回りに貢献します。特に前線で長く戦いたいプレイヤーには有効です。
このように、N-ZAP89に特化したギア構成は、ロボボムとデコイチラシの連携を活かしながら、機動性と継続力を支えるバランス型の内容が理想です。無駄のないインク管理と回転率の高いスペシャル運用によって、戦況をコントロールする立ち回りが可能になります。
スペシャル回転率を高めるギア
スペシャルウェポンを短いサイクルで発動できるかどうかは、試合の流れを大きく左右します。とくに、サポートや制圧系のスペシャルを持つ武器では、スペシャルの回転率が勝敗を分ける要素になることも珍しくありません。ここでは、スペシャル回転率を高めるために有効なギアを具体的に紹介します。
中心となるのはやはり「スペシャル増加量アップ(通称:スペ増)」です。このギアは、塗りによって得られるスペシャルゲージの上昇量を上げる効果があり、結果としてスペシャルの発動頻度が大幅に向上します。塗り性能が高い武器、たとえばN-ZAPシリーズやわかばシューターなどでは、非常に強力な効果を発揮します。ギアのサブにも少しずつ積むことで効果はしっかりと反映されるため、全体の構成に無理なく組み込めるのもメリットです。
次に注目したいのが「インク回復力アップ」です。スペシャル回転率を高めるためには、単純にスペシャルゲージを溜めやすくするだけでなく、塗り動作を継続できる体制を整えることも重要です。インク回復力を高めることで、インク切れのリスクを減らし、常に塗りやすい状態を維持できます。これは、サブウェポンも積極的に使用するプレイスタイルと相性が良い構成です。
また、塗り効率に関係する「ヒト移動速度アップ」も間接的にスペシャル回転に貢献します。人状態での移動速度が上がることで、安全な場所からより多くの面積を塗り進めることが可能になり、スペシャルゲージを効率よく溜めることができます。特に、安全な位置から手早く塗りを進めたいプレイヤーにとっては、ギア選びの選択肢となるでしょう。
ただし、これらのギアを積みすぎると、対面性能や生存力を支えるギアが不足してしまう可能性があります。そのため、全体の構成バランスを考えながら、サブやメインギアを使って最適な比率を見極めることが大切です。
こうして見ていくと、スペシャル回転率を上げるギアは単体での強さだけでなく、プレイヤーの立ち回りそのものを支える存在となります。自分の武器や役割に合わせて、適切に組み込むことで、戦況を有利に進めることができるようになるでしょう。
サブ効率を意識したギア選び
サブ効率を意識したギア構成は、N-ZAP89のようにサブウェポンを頻繁に使う武器にとって非常に重要です。特にロボットボムを主軸に立ち回るスタイルでは、インク消費の管理が戦局に大きく影響を与えるため、ギアパワーによる補助が必要不可欠となります。
サブ効率アップ(サブ性能ではない)を装備すると、ロボットボム1発あたりのインク消費量が減少します。これにより、通常では1回しか投げられなかった場面でも2回連続で使用することが可能になり、索敵力と牽制能力が飛躍的に向上します。特に、敵が潜伏しやすい狭いエリアや入り組んだ地形では、ロボットボムの連投が敵の居場所を炙り出し、安全な攻めや塗りを支える土台となります。
さらに、サブ効率を積むことでインク回復のタイミングを調整しやすくなり、戦闘中の隙を減らすことにもつながります。サブを投げた後にすぐメインで応戦できる余裕が生まれるため、行動の幅が広がるのです。インク切れによる立ち止まりは、それだけで被弾やデスのリスクを高めてしまうため、この点でもサブ効率は大きな意味を持ちます。
ただし、サブ効率ばかりを重視しすぎると、防御面や機動力といった他の重要な要素が手薄になってしまいます。そのため、サブ効率はメインギアに1つ、サブギアに2~3個程度を目安に設定し、残りは「スペ増」や「インク回復」などとバランス良く組み合わせると良いでしょう。
また、N-ZAP85に搭載されているキューバンボムはインク消費量が重いため、サブ効率の恩恵は限定的です。したがって、このギアパワーは主にN-ZAP89を使うプレイヤーに向いており、武器の特性とギア効果をセットで考えることが大切です。
このように、サブ効率を意識したギア選びは、単なるボムの回数を増やすだけではなく、戦術的な主導権を握るための土台を作る行動とも言えます。索敵から牽制、攻めの準備までを一手に担うロボットボムの特性を活かすうえで、ギア構成は大きな役割を果たします。
ステルスジャンプの活用シーン
ステルスジャンプは、その名の通りスーパージャンプの着地点を相手から見えにくくするギアパワーです。ジャンプ先のマーカーが遠くの敵には表示されなくなるため、安全に味方の位置へ合流したいときに重宝されます。特に前線復帰の機会が多いN-ZAPユーザーにとっては、被弾リスクを抑える手段として非常に有効です。
このギアの力が発揮されるのは、主に前線への再合流や味方支援の場面です。例えば、N-ZAP85を使用していて、エナジースタンドを起点に味方が攻めているタイミングで、自分がやられてしまったとします。そのとき、ステルスジャンプを使えば相手にジャンプマーカーを察知されにくくなり、安全に再び味方のサポート位置に戻ることができます。エナジースタンドの強化時間中にすばやく合流できれば、再び攻勢に転じやすくなり、前線の維持にも貢献できます。
また、N-ZAP89のように塗りと索敵を兼ねるスタイルでは、後衛や中衛から前線への合流頻度が多くなりがちです。ステルスジャンプを装備していれば、敵に位置を悟られにくくなり、不意打ちやサポートのタイミングを取りやすくなります。ジャンプ先の味方を盾にするのではなく、自身も一つの戦力として着地後すぐに行動を起こせるのが強みです。
ただし、ステルスジャンプにもデメリットはあります。近距離にいる敵にはジャンプマーカーが見えてしまうため、完全な隠密が保証されるわけではありません。特に短射程武器や奇襲に長けた敵が潜んでいる可能性のあるエリアでは、ジャンプのタイミングと着地点に慎重さが求められます。また、ギアパワーの枠を1つ使うため、他の性能とバランスを取る必要もあります。
このように、ステルスジャンプは単なる逃げ道ではなく、安全な復帰と戦力の再配置を支える戦術的ギアです。前線に関わる頻度の高いプレイヤーや、連携を意識した立ち回りを重視するスタイルにおいては、採用する価値が非常に高いと言えるでしょう。
装備の恩恵が少ないギアに注意
N-ZAPシリーズを使いこなすうえで、適切なギア選びは非常に重要ですが、中にはあまり相性が良くないギアパワーも存在します。これらのギアを無意識に組み込んでしまうと、思ったように立ち回れず、武器本来の強みを活かせないまま終わってしまう可能性があります。特に「メイン効率アップ」は、N-ZAP85・N-ZAP89のどちらにおいても恩恵が少ないギアの一つとされています。
このギアはメインウェポンのインク消費量を軽減する効果がありますが、N-ZAPのメインはもともとインク効率が良く、継続的な射撃を行ってもインク切れになりにくい性質があります。そのため、他の武器種、たとえばローラーやブラスター系のようにメインインクを多く消費する武器と比べると、装備する意義が薄くなってしまうのです。
また、N-ZAPは連射速度が高いため、一定のインク回復リズムと合わせて立ち回れば、自然とインク管理ができる場面も多く見られます。この点からも、わざわざギア枠を使ってまでインク効率を上げる必要性は低く、実戦ではそのギアパワー分を他の性能向上に回した方が効率的です。
さらに注意すべきは、「役割とギアの噛み合わせが悪い場合」です。例えば、前線で敵の位置を探る目的でN-ZAP89を使っているのに、防御系のギアばかり積んでしまうと、サブとスペシャルを活かした立ち回りができなくなります。ギアパワーにはそれぞれ用途があるため、自分の武器の特徴とプレイスタイルに合った選択をしなければ、全体のバランスが崩れてしまいます。
こう考えると、単純に「インクが切れにくそう」「よく見るから安心」といった理由だけでギアを選ぶのは避けた方が良いと言えます。N-ZAPシリーズは非常に汎用性が高い武器である一方で、ギアによって大きくパフォーマンスが変化するため、役割に合わないギアを選んでしまうと、かえって立ち回りが不安定になります。
このため、ギア構成を考えるときは「今の自分が何をするためにこの武器を使うのか」を明確にし、それに合った能力を優先して強化することが重要です。サブとスペシャルの性能が充実しているN-ZAPだからこそ、必要な要素を見極めて、無駄のないギア構成を心がけましょう。
スプラトゥーン Nザップの性能と立ち回りまとめ
- N-ZAP85はサポートと前線維持に優れたバランス型武器
- N-ZAP89は塗りと索敵に特化した制圧型シューター
- 両モデルとも確定4発キルでダメージは1発30
- 射撃中の移動速度が速くヒット・アンド・アウェイに強い
- エナジースタンドは味方の移動・復帰・射撃性能を一時的に強化
- デコイチラシは牽制・撹乱に優れた広範囲塗りスペシャル
- キューバンボムは高い牽制力とルート制限効果を持つ
- ロボットボムは自動追尾で索敵や牽制に効果を発揮
- N-ZAP85にはスペ増・スペ性・カムバックなどが好相性
- N-ZAP89にはサブ効率・スペ増・イカ速などが有効
- サブとスペシャルを多用する立ち回りが基本となる
- スペシャル回転率を高めるギアは全体のテンポを上げる
- サブ効率アップはロボボムの連投を可能にする重要ギア
- ステルスジャンプは安全な前線復帰に役立つギアパワー
- メイン効率アップはN-ZAPシリーズとの相性が悪く非推奨