ノンフライヤーのデメリット徹底解説!購入前に知るべき点

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油を使わずに揚げ物調理ができると人気のノンフライヤー。ヘルシー志向の高まりとともに、購入を検討している方も多いのではないでしょうか。ただ、購入後に「こんなはずではなかった」と後悔しないためには、ノンフライヤーのデメリットを事前に把握しておくことが大切です。便利な点ばかりに目が行きがちですが、実際の使用感やお手入れの手間などを知ることで、ご自身のライフスタイルに本当に合うかを見極められます。

  • ノンフライヤーの購入前に知っておくべきデメリット
  • ノンフライヤーを使い始めてから気づくデメリット
  • サイズや容量、動作音など具体的な注意点
  • お手入れの手間や調理の向き不向き
目次

購入前に知るノンフライヤーのデメリット

  • 置き場所とキッチンスペース
  • 容量は家族の人数に合うか
  • モデルごとの価格と機能比較
  • 予熱時間とトータルの調理時間
  • ノンフライヤーのデメリット(動作音)

置き場所とキッチンスペース

ノンフライヤーを購入してまず直面するのが、本体サイズの大きさです。多くのモデルは、一般的な炊飯器や小型の電子レンジと同等、あるいはそれ以上の設置スペースを必要とします。

製品の写真だけを見ているとコンパクトに感じられるかもしれませんが、実際にはかなりの存在感があり、キッチンの作業スペースを圧迫してしまう可能性があります。

また、本体が熱を持つため、壁や他の家電からある程度離して設置する必要があるモデルも少なくありません。収納場所を考えていた場合も、棚の奥行きや高さが足りずに収まらないケースが考えられます。

購入前には、必ず設置したい場所の寸法(幅・奥行き・高さ)を正確に測定し、製品の仕様と照らし合わせることが失敗を防ぐ鍵となります。

容量は家族の人数に合うか

ノンフライヤーは、一度に調理できる量がモデルによって大きく異なります。コンパクトなモデルや安価なモデルは、容量が1~2リットル程度と小さく、1人分や2人分の調理が目安となります。

もしご家族の人数が多い場合、容量が小さいモデルを選ぶと、全員分の調理を一度で終えられません。例えば、唐揚げやフライドポテトを家族4人分用意するには、2回、3回と分けて調理する必要が出てきます。これでは、かえって手間と時間がかかってしまうでしょう。

一方で、大容量モデルは当然ながら本体サイズも大きくなるため、前述の置き場所の問題と密接に関連します。ご家庭の人数や、一度にどれくらいの量を調理したいかを具体的にイメージし、キッチンスペースとのバランスを考えながら最適な容量を選ぶ必要があります。

モデルごとの価格と機能比較

ノンフライヤーの価格帯は幅広く、数千円で購入できるシンプルなモデルから、数万円する多機能な高級モデルまで様々です。

安価なモデルは、機能が「温度調節」と「タイマー」のみといったシンプルなものが中心です。初めて試してみたい方には手が出しやすい反面、細かな調理設定ができない場合があります。

高価格帯のモデルになると、食材を入れるだけで自動で調理してくれるオートメニュー、蒸気を使ってしっとり仕上げるスチーム機能、煮物や炒め物までできる多機能性などが付加されます。しかし、多機能であるがゆえに価格が高くなり、全ての機能を使いこなせない可能性も出てきます。

ご自身がノンフライヤーに何を求めているのか(揚げ物の温め直しがメインか、本格的な調理もしたいのか)を明確にし、価格と必要な機能のバランスを見極めることが大切です。

予熱時間とトータルの調理時間

ノンフライヤーは、オーブンやトースターと同様に、調理を開始する前に庫内を設定温度まで温める「予熱」が必要なモデルが多数を占めます。

この予熱には、機種や設定温度にもよりますが、一般的に数分程度かかります。「時短調理」を期待して購入すると、この予熱時間を含めたトータルの調理時間が、思ったよりも長く感じられるかもしれません。

また、食材に均一に火を通すため、調理の途中でバスケットを一度取り出し、中の食材を振ったり裏返したりする手間が必要な場合もあります。

スイッチを押せば完全に放置できるわけではなく、予熱と途中のひと手間を含めた時間が、実際の調理時間となる点を理解しておく必要があります。

ノンフライヤーのデメリット(動作音)

ノンフライヤーの調理は、庫内で高温の熱風をファンによって強制的に循環させる仕組みです。そのため、調理中は「ブォー」や「ゴー」といった、ドライヤーの音にも例えられるようなファンの動作音が発生します。

この動作音の大きさは、製品によって差がありますが、静かな調理器具ではありません。

特に、早朝にお弁当の準備で使いたい場合や、夜遅い時間に温め直しをしたい場合、あるいはリビングとキッチンが一体になっている間取り(LDK)では、テレビの音や会話を妨げるほど気になる可能性もあります。

音の感じ方には個人差が大きいため、可能であれば店頭デモ機などで実際の動作音を確認するか、使用者のレビューを参考にすることをおすすめします。

使用後に分かるノンフライヤーのデメリット

  • お手入れ(洗い物)の手間
  • パーツの洗浄は面倒か
  • 揚げ物とは違う「食感」
  • 調理が苦手なメニューも
  • 消費電力と電気代

お手入れ(洗い物)の手間

ノンフライヤーは油を使わない、あるいは少量の油で調理するため、油の処理は不要です。しかし、食材から出た脂や水分を受け止めるバスケット(カゴ)やトレイは、使用後に毎回洗浄する必要があります。

特に脂身の多い肉(鶏肉の皮や豚バラ肉など)を調理した後は、バスケットの網目や底に脂がこびりつきやすく、洗い物の手間は決して少なくありません。

バスケット自体も、容量の大きいモデルほどサイズが大きく、キッチンのシンク内で洗いにくいと感じることもあります。食後の片付けの手間が、思った以上にかかるという点は、使用後に気づきやすいデメリットと言えます。

パーツの洗浄は面倒か

前述の通り、使用後の洗浄は必須です。このお手入れを面倒に感じるかどうかは、パーツの構造や食洗機の対応可否が大きく影響します。

バスケットが複雑な形状をしていたり、網目が細かすぎたりすると、スポンジが届きにくく、汚れが残りがちです。特に網目にこびりついた食材カスは、ブラシなどを使わないと取れにくい場合があります。

また、パーツが食器洗い乾燥機に対応していないモデルも少なくありません。もし食洗機に対応していても、バスケットが大きすぎて他の食器が入らなくなってしまうことも考えられます。

さらに、お手入れが必要なのはバスケットだけではありません。熱風を出すヒーター部分や、その周辺に飛び散った油汚れの掃除は、本体内部を覗き込んで拭き取る必要があり、面倒に感じやすいポイントです。

揚げ物とは違う「食感」

ノンフライヤーは、高温の熱風で食材の水分を飛ばしながら加熱するため、「揚げる」というよりは「焼く」に近い調理法です。

そのため、お惣菜のコロッケや唐揚げの温め直しは、電子レンジのようにベチャッとせず、驚くほどカリッと仕上がります。

しかし、ゼロから揚げ物を作る場合、油で揚げた時のような「サクサク」とした衣の食感や、油が持つ「ジューシーさ」「コク」とは異なる仕上がりになります。食感は「カリッ」や「ザクッ」に近くなります。

特に、鶏むね肉や白身魚など、食材自体の油分が少ないものは、水分が飛びすぎてパサついた食感になりやすい傾向があります。この「揚げ物とは違う食感」が物足りなく感じ、期待外れだったと思う人もいるようです。対策として、調理前に食材にオイルスプレーなどで少量の油を吹きかけると、パサつきが改善される場合があります。

調理が苦手なメニューも

ノンフライヤーは万能な調理器具ではなく、得意な調理と苦手な調理があります。

特に苦手とされるのが、天ぷらや一部のフライなど、水分の多いゆるい衣をつけたものです。熱風で衣が吹き飛んでしまったり、ヒーターに付着してしまったりして、うまく仕上がりません。

また、パン粉を使うカツレツなども、パン粉に予め油を混ぜておくか、オイルスプレーで湿らせておくといった工夫をしないと、パン粉が焦げるだけで中まで火が通らなかったり、白っぽい仕上がりになったりすることがあります。

さらに、一度に調理できる量が限られるため、食材を詰め込みすぎると熱風の通り道がなくなり、加熱ムラができてしまいます。ポテトフライなども、途中でバスケットを振って中身を混ぜる手間を惜しむと、おいしく仕上がりません。

消費電力と電気代

ノンフライヤーは、高温のヒーターと強力なファンを同時に稼働させるため、消費電力が高い家電製品です。多くのモデルで1000Wから1400W程度となっており、これはドライヤーや電気ケトル、エアコンなどと同等の水準です。

キッチンで電子レンジや炊飯器などと同時に使用すると、家庭のブレーカーが落ちる原因になる可能性もゼロではありません。

ただし、「消費電力が高い=電気代が非常に高い」と直結するわけではありません。例えば、消費電力1200Wのモデルでも、予熱を含めて1回の調理時間が15分程度であれば、1回あたりの電気代は一般的な目安(電力料金単価による)で10円前後と試算されることもあります。

パワーがある分、オーブンよりも調理時間が短縮できるケースもあるため、使用頻度や時間にもよりますが、電気代が法外に高くなるわけではない、という見方もあります。

ノンフライヤーのデメリットまとめ

  • 本体サイズが大きく置き場所に困る
  • キッチンの作業スペースを圧迫する可能性がある
  • 容量が小さいと家族全員分の調理が一度にできない
  • 大容量モデルはさらに大きくなる
  • 価格帯が幅広く、多機能モデルは高価
  • シンプルなモデルは機能が限定的
  • 多くのモデルで予熱時間が必要
  • 動作音が大きく、ドライヤーの音に例えられる
  • 早朝や深夜の使用、LDKでの使用は音が気になる
  • 使用後は毎回バスケットなどの洗浄が必要
  • 脂が網目にこびりつきやすい
  • パーツが大きくシンクで洗いにくい
  • 食洗機非対応のモデルや、対応でも大きすぎる場合がある
  • ヒーター周りなど本体内部の掃除が面倒
  • 油で揚げた食感(サクサク感)とは異なる
  • 食材によってはパサつきやすい
  • 天ぷらなど水分の多い衣の調理は苦手
  • 食材を詰め込むと加熱ムラになる
  • 消費電力(W数)は1000W~1400W程度と高い
  • 他の家電と同時に使うとブレーカーが落ちる可能性
  • 1回あたりの電気代は調理時間次第
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